「7時間以上寝ているのに疲れが取れない…」
「朝起きてもスッキリしない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
睡眠時間は十分でも、“深睡眠” が不足していると、身体や脳は十分に回復できません。
深睡眠は、
疲労回復や記憶の整理、免疫機能の維持など、健康を支える重要な役割を担っています。
しかし、
- 夜遅くまでスマートフォンを見ている
- ストレスが多い
- カフェインを夕方以降も飲んでいる
- 就寝時間が毎日バラバラ
このような生活習慣によって、深睡眠が減ってしまうことがあります。
この記事では、
- 深睡眠とは何か
- 深睡眠が不足すると起こること
- 深睡眠を増やす7つの方法
について、最新の知見をもとに分かりやすく解説します。
「朝スッキリ目覚めたい」「疲れをしっかり回復したい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
深睡眠とは?なぜ疲労回復に重要なのか

私たちの睡眠は、
単に「眠っている時間」ではありません。
睡眠中には、身体や脳を回復させるためのさまざまな働きが行われています。
その中でも
特に重要なのが、深睡眠(ノンレム睡眠)です。
深睡眠では、成長ホルモンが多く分泌され、筋肉や細胞の修復、疲労回復、免疫機能の維持などが行われます。
また、脳では不要な情報を整理し、記憶を定着させる働きも進みます。
そのため、
睡眠時間が長くても深睡眠が不足すると、「寝たはずなのに疲れが取れない」と感じやすくなるのです。
では、深睡眠にはどのような特徴があり、どのような役割を果たしているのでしょうか。
深睡眠(ノンレム睡眠)とは?

睡眠は大きく分けると、ノンレム睡眠とレム睡眠を約90分周期で繰り返しています。
その中でも、
最も深い眠りが深睡眠(ノンレム睡眠のステージ3)です。
深睡眠では脳の活動が低下し、身体を回復させる働きが最も活発になります。
一方、
レム睡眠は脳が比較的活発に働き、夢を見やすい睡眠です。
記憶や感情の整理などに関わっていると考えられています。
どちらも健康には欠かせませんが、「疲労回復」という点では、深睡眠が特に重要な役割を担っています。
深睡眠中に身体では何が起こっている?
深睡眠中には、身体のさまざまな修復・回復が進みます。
例えば、
- 成長ホルモンの分泌
- 筋肉や細胞の修復
- 免疫機能の維持
- 脳内の老廃物の排出
- 自律神経のバランス調整
などが行われています。
特に成長ホルモンは、大人にとっても重要なホルモンです。
日中に受けた身体へのダメージを修復し、翌日に疲れを持ち越さないために欠かせない働きをしています。
そのため、
睡眠時間が十分でも深睡眠が少ないと、身体は十分に回復できず、「寝ても疲れが取れない」と感じやすくなります。
深睡眠はいつ多く現れる?
深睡眠は、
一晩中同じように現れるわけではありません。
最も多く現れるのは、眠り始めてから約3時間です。
この時間帯は成長ホルモンの分泌も最も活発になるため、「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれることもあります。
ただし、
「22時〜2時に寝なければ効果がない」という意味ではありません。
大切なのは、自分が眠り始めてから最初の数時間に質の高い深睡眠を確保することです。
だからこそ、就寝前の生活習慣が深睡眠の質を大きく左右します。
では、深睡眠が不足すると、身体にはどのような変化が起こるのでしょうか。
次の章で詳しく解説します。
深睡眠が不足すると
身体に起こる5つの変化

深睡眠は、
身体や脳を回復させるために欠かせない時間です。
そのため、深睡眠が不足すると、睡眠時間が十分でもさまざまな不調が現れやすくなります。
「年齢のせいかな」「仕事が忙しいから仕方ない」と思っている症状も、実は深睡眠不足が関係しているかもしれません。
ここでは、深睡眠不足によって起こりやすい代表的な変化を見ていきましょう。
① 朝起きても疲れが取れない
深睡眠中は、身体の修復や疲労回復が最も活発に行われます。
そのため、
深睡眠が不足すると十分な回復ができず、朝から疲労感が残りやすくなります。
「たくさん寝たのにスッキリしない」という状態は、睡眠時間ではなく睡眠の質が影響している可能性があります。
② 日中に眠気や集中力の低下が起こる
睡眠中に脳が十分に休めないと、翌日の集中力や判断力にも影響します。
仕事中や授業中に眠気を感じたり、以前よりミスが増えたりする場合は、深睡眠不足が関係していることがあります。
十分な睡眠時間を確保していても、深く眠れていなければ脳は回復しきれません。
③ 免疫力が低下しやすくなる
睡眠は、
免疫機能を維持するうえでも重要です。
深睡眠が不足すると免疫細胞の働きが十分に発揮されず、風邪をひきやすくなったり、体調を崩しやすくなったりすることがあります。
睡眠不足が続くと、身体の回復力そのものが低下しやすくなるため注意が必要です。
④ ストレスを感じやすくなる
睡眠不足が続くと、
感情をコントロールする脳の働きにも影響を及ぼします。
その結果、
- イライラしやすい
- 気分が落ち込みやすい
- 小さなことでもストレスを感じやすい
などの変化が現れることがあります。
睡眠は心の健康にも深く関わっています。
⑤ パフォーマンスが低下する
深睡眠不足は、
運動能力や仕事のパフォーマンスにも影響します。
身体が十分に回復できない状態では、
- 疲れやすい
- 持久力が低下する
- 集中力が続かない
- 作業効率が落ちる
といった変化が起こりやすくなります。
毎日のコンディションを整えるためにも、深睡眠をしっかり確保することが大切です。
なぜ深睡眠は減ってしまうのか?

深睡眠は、年齢だけで減るものではありません。
日々の生活習慣や睡眠環境の影響を受けやすく、知らないうちに睡眠の質を下げてしまっていることがあります。
「睡眠時間は確保しているのに疲れが取れない」という方は、深睡眠を妨げる要因がいくつか重なっているのかもしれません。
ここでは、
深睡眠が減りやすくなる主な原因を3つに分けてご紹介します。
夜の生活習慣
夜の過ごし方は、深睡眠の質に大きく影響します。
例えば、
就寝前にスマートフォンやパソコンを長時間使用すると、画面から発せられるブルーライトや情報による刺激で脳が覚醒し、眠りにつきにくくなることがあります。
また、夕方以降のカフェインは覚醒作用が長く続く場合があり、アルコールも寝つきを良く感じさせる一方で、睡眠後半に眠りが浅くなることがあります。
こうした習慣が続くと、
睡眠時間は十分でも深睡眠が減りやすくなる可能性があります。
日中の生活習慣
深睡眠は、日中の過ごし方とも深く関係しています。
日中の活動量が少ないと十分な眠気が得られず、夜の睡眠が浅くなりやすくなります。
また、仕事や人間関係などによるストレスが続くと、交感神経が優位な状態になり、身体がリラックスしにくくなることがあります。
さらに、
朝日を浴びる時間が少ないと体内時計が乱れやすくなり、夜になっても自然な眠気が訪れにくくなることがあります。
睡眠環境
寝室の環境も、深睡眠を左右する重要な要素です。
部屋が暑すぎたり寒すぎたりすると、身体は体温調節を優先するため、深い眠りに入りにくくなります。
また、
照明やテレビの光、外からの騒音なども睡眠を妨げる原因になることがあります。
睡眠時間だけでなく、「眠る環境」を整えることも、深睡眠を増やすためには欠かせません。
このように、
深睡眠を妨げる原因は一つではありません。
しかし、多くは日々の生活習慣を少し見直すことで改善が期待できます。
次の章では、
今日から実践できる「深睡眠を増やす方法7選」を詳しくご紹介します。
今日からできる!
深睡眠を増やす方法7選

深睡眠は、
特別なサプリメントや高価な寝具だけで増えるものではありません。
毎日の生活習慣を少し見直すだけでも、睡眠の質が改善する可能性があります。
すべてを一度に変える必要はありません。
まずは、自分が取り組みやすいものから始めてみましょう。
① 毎日同じ時間に起きる
深睡眠の質を高めるうえで最も重要なのは、
できるだけ起床時間を一定にすることです。
私たちの身体には「体内時計」があり、毎日同じ時間に起きることで睡眠リズムが整いやすくなります。
休日に長く寝過ぎると体内時計が乱れ、夜になっても眠れなくなることがあります。
「寝る時間」よりも、
まずは起きる時間を一定にすることを意識してみましょう。
② 朝日を浴びる
朝起きたらカーテンを開けて、
太陽の光を浴びる習慣をつくりましょう。
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、約14〜16時間後に自然な眠気が訪れやすくなります。
また、
朝の光は睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌リズムを整えることにもつながります。
天気が悪い日でも、
窓際で自然光を浴びるだけでも効果が期待できます。
③ 朝食をしっかり食べる
朝食は、
体内時計を整える大切なスイッチの一つです。
特に、たんぱく質を含む朝食は、夜にメラトニンの材料となる栄養素を補うことにもつながります。
ご飯だけ、パンだけではなく、
- 卵
- 納豆
- ヨーグルト
- 魚
などを組み合わせることで、睡眠の質をサポートしやすくなります。
④ 日中に適度な運動をする
日中に身体を動かす習慣は、
夜の深睡眠をサポートすると考えられています。
特にウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は、睡眠の質の改善につながることが報告されています。
一方で、
就寝直前の激しい運動は身体が興奮状態になり、眠りにつきにくくなることがあります。
運動を行う場合は、
夕方まで、もしくは就寝の2〜3時間前までを目安にするとよいでしょう。
毎日30分程度のウォーキングでも十分です。
「続けられる運動」を習慣にすることが、深睡眠を増やす第一歩になります。
⑤ 就寝90分前を目安に入浴する
深睡眠を増やすためには、
身体の深部体温の変化を利用することも大切です。
38〜40℃程度のぬるめのお湯に10〜15分ほど浸かると、一時的に深部体温が上がります。
その後、体温がゆっくり下がるタイミングで自然な眠気が訪れやすくなり、深い睡眠につながると考えられています。
シャワーだけで済ませる日が多い方は、
週に数日でも湯船に浸かる習慣を取り入れてみるのがおすすめです。
⑥ カフェインの摂り方を見直す
コーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインには、眠気を抑える作用があります。
そのため、
夕方以降に多く摂取すると、寝つきや睡眠の質に影響することがあります。
カフェインの影響を受けやすさには個人差がありますが、一般的には就寝の6〜8時間前までを目安にすると安心です。
夕方以降は、
カフェインレスコーヒーや麦茶、ルイボスティーなどに置き換えるのも一つの方法です。
⑦ 寝室環境を整える
睡眠時間だけでなく、
「眠る環境」も深睡眠に大きく関わります。
寝室は暗く静かで、快適な温度・湿度を保つことが理想です。
一般的には、
- 室温:夏は25〜28℃、
冬は18〜22℃を目安に、
暑すぎず寒すぎない温度 - 湿度:約40〜60%
が快適とされています。
また、遮光カーテンを活用したり、エアコンで温度を調整したりすることで、睡眠中に目が覚めにくい環境をつくることができます。
枕やマットレスも重要ですが、
まずは「光・音・温度」を整えることから始めてみましょう。
すべてを完璧にする必要はありません
深睡眠を増やすためには、多くの習慣があります。
しかし、
一度にすべてを変えようとすると、かえって負担になってしまいます。
まずは、
- 起床時間を一定にする
- 朝日を浴びる
- 入浴を習慣にする
など、
自分が取り組みやすいものを一つ選び、続けることが大切です。
小さな習慣の積み重ねが、睡眠の質を高め、朝の目覚めや日中のパフォーマンスの改善につながっていきます。
よくある質問(FAQ)
深睡眠は何時間くらい必要ですか?
深睡眠は年齢や個人差がありますが、一般的には睡眠時間全体の15〜25%程度とされています。
大切なのは「何時間眠ったか」だけではなく、深睡眠を含めた睡眠の質です。
Apple Watchの深睡眠データは正確ですか?
Apple Watchなどのウェアラブルデバイスは、心拍数や体の動きなどから睡眠ステージを推定しています。
睡眠の傾向を把握するには役立ちますが、医療機器ではないため、深睡眠の時間を正確に測定しているわけではありません。
目安として活用するとよいでしょう。
年齢を重ねると深睡眠は減りますか?
はい。
加齢とともに深睡眠は少しずつ減少することが知られています。
しかし、生活習慣や睡眠環境を整えることで、睡眠の質を改善できる可能性があります。
「年齢だから仕方ない」と諦めず、できることから取り組むことが大切です。
サプリメントだけで深睡眠は改善しますか?
サプリメントが役立つ場合もありますが、それだけで深睡眠が大きく改善するとは限りません。
まずは、
- 起床時間を整える
- 朝日を浴びる
- 適度な運動をする
- 睡眠環境を整える
など、生活習慣を見直すことが基本になります。
まとめ
深睡眠は、
身体や脳を回復させるために欠かせない睡眠です。
睡眠時間が十分でも、深睡眠が不足すると、
- 朝から疲れが残る
- 日中に眠気が出る
- 集中力が低下する
- ストレスを感じやすくなる
など、さまざまな不調につながることがあります。
一方で、深睡眠は日々の生活習慣を見直すことで改善が期待できます。
今回ご紹介した7つの習慣を、ぜひ今日から一つずつ取り入れてみてください。
深睡眠が改善しない場合は
専門家へ相談しましょう
睡眠習慣を見直しても、
- 寝ても疲れが取れない
- 夜中に何度も目が覚める
- 日中の眠気が強い
といった症状が続く場合は、睡眠時無呼吸症候群や栄養状態、自律神経の乱れなど、他の要因が関係している可能性もあります。
一人で悩まず、医療機関や睡眠・栄養の専門家へ相談することも大切です。
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